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「よみうり寸評」に物申す!

食生活について、正反対の題名の本が最近、同時に刊行された。「長生きしたけりゃ肉は食べるな」「肉を食べる人は長生きする」。一体どちらが本当なのか◆「肉は食べるな」の方は、肉のカスが腸内で腐敗し、毒素で血液が汚れる、そしてがんなど様々な病気になる、と述べている。寡聞にして初めて耳にする説である◆一方の「肉を食べる人は…」は、肉など動物性たんぱく質をとり、血液中のたんぱく質濃度が高い人の方が長寿、とデータを基に説明している◆戦後、肉や卵、牛乳の消費量が増えると共に脳出血などが減り、寿命が延びたという。日本人は肉類を食べて長寿になった。これが歴史の示す事実である◆食が細り、栄養不足の高齢者も多い。「肉を食べると病気になる」をそのまま真に受ける人はいないだろうが、それでも肉を遠ざける高齢者は少なくない◆人が長く口にしてきた食材で、食べてはいけないものも、これさえ食べれば健康になれるものもない。この食生活の基本に関わる話には注意が要る。

以上の3月2日の読売新聞「よみうり寸評」を目にしたとき、驚きました。
この書き手は栄養学を知っておられるのかと。
で、『「よみうり寸評」に物申す!』です。ご一読ください。

「長生きしたけりゃ肉は食べるな」は、2月26日ブックサービス調べの人気ランキング総合2位になった若杉友子さん(76歳)の著書で、「肉を食べる人は長生きする」は柴田 博(76歳)著です。
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『私は本のなかで「気」ではなく、「氣」の漢字を使います。「气」のなかは「メ」ではなく、「米」の字だと思っているからです。日本人は、「お米」を食べることで、「氣」を食べているのです。「氣」のパワーがあるから「元氣」になれる。おばあちゃんはそう思っています』とまえがきを結んでいる若杉友子さんは、著者紹介によりますと、食養研究(マクロビオティック)の第一人者ということです。日本の食養法を開いた祖は明治の石塚左弦であり、その石塚の後を受けて大きく発展、展開させ、改良したのが桜沢如一です。海外ではジョージ・オーサワ(George Osawa)の名で知られています。その教えに忠実な方ですから「長生きしたけりゃ肉は食べるな」です。
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以下は、MAYUMIの世界一の美肌レシピより抜粋転載。
プロローグ「MAYUMI流カンタンマクロビオティックのすすめ」

はじめまして。西邨まゆみです。私の職業は、マクロバイオティック(日本ではマクロビオティックという。以下、マクロ)のシェフ。現在のボスは、みなさんもよくご存じのマドンナ。今年で丸6年になります。きっかけは、ボスがアレルギー体質の息子・ロッコのためにマクロのシェフを探していたことでした。応募した中で、私だけがマクロで子育てをした経験があったようです。運よく、いえ、当然のことながらマクロの離乳食でロッコの体調は10日ほどで改善し、その後も住み込みでシェフを務めることになったのです。

マクロのシェフと普通のシェフの違いは、雇い主が好きなものだけを作るのではなく、体調の変化を敏感に察知しながら、心と体の健康のために、日々、雇い主のために料理をするということ。ですからシェフというよりは、家族の健康を守るお母さん、というほうが合っているかもしれませんね。

さて、このマクロについて少し説明をしたいと思います。マクロ=大きな、バイオ=生命の、ティック=方法、は古代ギリシャ語からの造語で、「宇宙の秩序と変化の法則に従った生き方」のことです。食べることはその一部。玄米正食=「人間にとっての正しい食事」が本来の意味です。この世のものは、すべて陰と陽の性質を持っており、このバランスが中庸であるときが一番いい状態とされています。具体的には、玄米を主食とし、旬の野菜、豆類、海藻類をバランスよくとるのが理想的です。でも、よくマクロ食というと、「お肉が食べられないんでしょ」「健康には良さそうだけどおいしくなさそう」「料理するのがめんどくさそう」なんて声を耳にしますが、すべて間違った認識です!これは声を大にしていいたい!

マクロには、あれはダメ、これはダメという禁止事項はありません。病人でなければ、少量のお肉だったら大丈夫。でも、摂取することで血液が汚れますから、10日や2週間に1回など最小限にとどめる。同時に野菜をう〜んととって中和することも考えてほしいのです。そして、白米を玄米に変えてみる。白砂糖はやめて甘味はメイプルシロップなどで代用する。まずここから始めてみてはいかがでしょうか?基本を押さえたら、あとは遊び。楽しめなければ続きませんよね。私の提唱するマクロでは、ときにはスパイスやハーブも使いますし、おいしさの追求はもちろんのこと、プレゼンテーションにも気をつかいます。たとえば、ざくろをジュエリーに見立てて飾りつけに使ったり。

・・・以下、略。

エピローグ「マクロビオティックは本当のものを見つけるためのコンパス」

私がマクロに出会ったのはもう25年も前のこと。最初はベジタリアンのまねごとをしていたのですが何かが違う。そんなときに、ジョージ・オーサワのマクロの本に出会い、これだ!と直感したのです。はじめたらとことん突進型の私。10日間で体の変化に気づきました。

日本生まれのマクロでありながら、当時の日本では今のようにたくさんマクロを学べるところがありませんでした。だったらアメリカに行こう。そう思ったときにはすでにアメリカの大地を踏んでいました。英語なんて全くしゃべれなかったのに、です。本のなかでジョージ・オーサワは、当時の西欧至上主義の日本ではマクロの普及は難しいと述べており、西欧からの逆輸入を考えました。そして今、ハリウッドセレブから一層広がりに拍車がかかったマクロが日本でも着実に裾野を広げ、実を結んでいることは、そこにかかわるひとりの人間として本当にうれしいことです。

・・・以下、略。
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以下は、柴田 博著「肉を食べる人は長生きする」より転載人間総合科学大学保健医療学部長/大学院教授。医学博士。東京都健康長寿医療センターが行った全国の百寿者の調査に参加したことが切っ掛けで、高齢者や老化の研究を続けておられます。

肉を食べないと長生きできない

日本は四方を海に囲まれ、魚介類が豊富なので、肉食は寿命にあまり関係しなかったと考える学者もいます。さにあらずです。

人類の遺伝子は、4万年くらい前からほとんど変わっていないと考えられています。たとえわずかでも、平安時代に百寿者(100歳以上の人)がいても別に不思議ではないわけです。しかし、平均寿命が50歳を超える民族が出現したのは、わずか100年くらい前のことに過ぎません。ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、フランス、スウェーデン、アメリカなど肉食が行きわたった国が先に50歳の壁を突破しました。

その頃、日本人の平均寿命は30歳代後半に過ぎず、男女とも平均寿命が50歳を超えたのは1947年で、欧米に約半世紀遅れたわけです。

日本人の国民病といわれていた脳血管疾患の死亡率は、1965年から低下し始めました。それまで増え続けていた米の摂取量が減少し、肉や牛乳の摂取量が急増してきたときと軌を一にしています。1966年の全国10万世帯の調査で、肉を食べている人ほど脳血管疾患の死亡率が低いことが明らかにされました。

肉のアミノ酸スコア(食品のアミノ酸がどのくらい人間に近いかを示した指標)は、牛乳、卵、魚と同じ100と最良です。

なぜ、魚や卵だけでなく、肉も食べる必要があるのでしょうか。

動物性食品には、ほかの食品では代替できない特異な機能がそれぞれ備わっています。肉の場合も同様です。

(1)「セロトニン」という神経伝達物質が体内に不足すると、うつや自殺願望が強まることがわかっています。良質の睡眠に必要なメラトニンという物質も、セロトニンからつくられます。近年、うつ病の治療は、体内でセロトニンを分解しにくくする薬の開発で前進しました。ただ、薬は、セロトニンの分解を遅らせる作用はありますが、セロトニンを作り出すことはできません。肉に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸が、ブドウ糖と一緒に脳に運ばれ、セロトニンとなるのです。日本人の20〜39歳の死因の第一位は自殺で、若い人たちにもセロトニンは必要です。草食系男子などと、きどってはいられないのです。

(2)「脂肪燃焼」についても誤解が広がり、肉を食べると太るなどといわれています。体内の脂肪酸が燃焼して消費されるためには、細胞内のミトコンドリアのなかに入っていかなければなりません。しかし、脂肪酸は、とくに牛肉、マトン、鹿肉に多く含まれているカルニチンという物質と一緒でなければ、ミトコンドリアのなかに入っていけません。適量の肉を食べることは、むしろダイエットに役立つのです。ボクサーは試合前の減量に苦しむと、最後はひと切れの肉だけを食べるといいます。

(3)「抗酸化物質」も大切です。体内の過剰なコレステロールは、酸化すると動脈硬化の原因になります。肉の成分のカルノシンは、コレステロールの酸化を抑える働きがあります。

(4)「ヘム鉄」は、貧血予防に必須の成分です。ホウレンソウなどに含まれる鉄は、食物繊維やフィチン酸といった成分に邪魔され、体内にあまり吸収されません。赤身の肉や魚に含まれている、たんぱく質が結合されたヘム鉄がもっとも吸収されやすい鉄です。

(5)「不飽和脂肪酸」についても、多くの人が誤解しています。

エネルギーの源になる体内の中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンからつくられています。この脂肪酸は三種類あり、それぞれ役割が異なります。

乳脂肪に多い「飽和脂肪酸」は、体内でもっとも酸化物をつくりにくいという利点があります。ただし、過剰にとると動脈硬化を促進します。リノール酸や魚の脂肪に多い「多価不飽和脂肪酸」は、動脈硬化を予防するなどの機能はありますが、酸化物をつくりやすいという欠点があります。オリーブ油に多い「一価不飽和脂肪酸」は、動脈硬化を予防する作用があり、多価不飽和脂肪酸より酸化物をつくりにくいという利点があります。

日本人は、平均して飽和脂肪酸3、一価不飽和脂肪酸4、多価不飽和脂肪酸3の割合でとっており、ほぼ理想的です。肉の脂肪の脂肪酸構成は、飽和4、一価5、多価1であり、オリーブ油をあまりとらない日本人の一価不飽和脂肪酸の補給源となっています。

(6)「アナンダマイド」は、人の心を幸せにする成分で、

(7)「ビタミンB1」は、エネルギーの補給や老廃物の代謝にかかわる成分です。
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以下は、丸元淑生著「豊かさの栄養学」から抜粋引用。

脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大きく分けられる。

動物の脂肪には不飽和脂肪酸よりも飽和脂肪酸のほうが多く含まれており、飽和脂肪酸の比率が高いと室温で固体になる。そこで生まれてくるのは牛や豚な体のなかに固体状の脂肪をかかえていて困らないのだろうかという疑問だが、牛や豚の体温は人間よりも少し高く39℃くらいなので、固まっていないのだ。だから支障がないのだが、われわれの体温、つまり36、7℃では固まってくる。そのために、肉をたくさん食べると血液の粘土が高まり流れにくくなる。

植物や魚の脂肪は、飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸の割合が高く、室温で液体をなしている。だから一般的に油(oil)と呼ばれる。魚の場合は脂という字がよく使われているけれども、英語ではもっぱらfish oilで、魚の油は冷たい水の中でも液体である。だから、われわれの体にとって都合のよい脂肪だが、魚の油に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)と
いう不飽和脂肪酸は、肉の脂肪とは逆に、血液の粘土を下げて流れやすくする。それだけでなく、赤血球の細胞膜のなかにこの脂肪酸がとりこまれると、赤血球がより柔軟になって、形を変える能力が高まり、末梢血管の狭い通路にもすいすい入って行けるようになる。つまり、肉料理を食べたときとは反対に、EPAを多く含んでいる魚を食べると、体の隅々までの血行が良くなるのだ。
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以下は、丸元淑生著「何を食べるべきか」より抜粋転載。

トラブルを起こさない肉食の限界

脂肪比率20%の食事だと、肉の量はわずかである。そのパターンの食事では、飽和脂肪は摂取する脂肪の約4割弱を占めると思われるが、とすれば摂取カロリーに占める飽和脂肪の割合は7〜8%ということになる。

それくらいが体内であまりトラブルを起こさない飽和脂肪の量なのだろう。タンパク質は植物性のものからほぼ三分の二、動物性のものから三分の一とるかたちになり、食事の主体は植物性の食品が占める。

それが、ヨーロッパ世界での、伝統的な食事だったのだ。わが国では、肉食民族のようにいわれてきているけれども、欧米人が今日のように肉を多く食べるようになったのは、19世紀も後半に入ってからである。

飽和脂肪の比率を7〜8%にする肉の量を計算すると、1日に2500カロリーとる人の場合、牛肉のサーロインで約90グラムである。つまり、3日に1回270グラムのステーキを食べるというのが、安全な肉食の範囲なのだ。

ただし、それは他の動物性食品(卵、ミルク、バター、チーズ、など)を、まったくとらなかったとしての計算だから、実際の食生活ではその半分とみなくてはならないだろう。そうすると1日45グラム程度ということになる。それは昭和45〜46年当時のわが国の肉の消費量にほぼ等しく、そのあたりがトラブルを招かない肉の量の限界なのである。
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現実的な結論として、100歳を過ぎてもお元気な日野原重明先生の「動物性たんぱく質は中高年こそ必要です」を紹介します。

以下は、日野原重明&劉 影著「病気にならない15の食習慣」より転載

最近ではハナをたらしている子供を見かけなくなりましたし、しもやけに悩む人も少なくなったようです。その理由は食糧事情がよくなったからで、ことに肉や魚、卵や乳製品などに豊富に含まれる動物性のたんぱく質を十分に摂取するようになったからです。

健康のために、毎日欠かすことのできないもの、それがたんぱく質です。けれども、私が、このようにたんぱく質をすすめると、高齢者からは否定的な答えが返ってきそうです。

「動物性のたんぱく質は、伸びざかり、育ちざかりの子どもや若者にのみ必要で、中高年になったら、あまり食べる必要はないのでは?」。それに、ほとんどの人が、「穀物や大豆に含まれる植物性たんぱく質なら摂取できるが、近ごろは、肉や魚を食べたいと思わなくなってきた」といいます。

私は、そんな高齢者にこそ、動物性のたんぱく質を摂ってほしいと思います。もちろん、摂り過ぎると肥満の原因になってしまいますが、不足すると栄養不足になり、活力や皮膚のはりなども失われていきます。

また、中年にさしかかると代謝が悪くなるため、若いときより太りやすくなったと感じる人は多いでしょう。どうやら、この原因も動物性たんぱく質の不足にありそうです。たんぱく質はアミノ酸で構成されていて、アミノ酸は脂肪を燃焼するのに必要なものです。

大豆製品などにもたんぱく質が含まれているため、“植物性のたんぱく質をとっているから大丈夫”という人がいるかもしれません。しかし、動物性と植物性では、構成するアミノ酸に違いがあって、人間が脂肪の燃焼に求めるのは、動物性たんぱく質のほうです。

私は大豆製品のなかで、とくに豆腐が好きなのでよく食べますが、そのほかに、肉か魚、必ずどちらか食べるようにしています。魚は赤身でも、白身でも、何でも食べますし、肉料理も好きで、週に2回ほどステーキも食べます。魚については好きなだけ食べますが、肉は60〜65グラムぐらいと決めています。卵は、コレステロール値が気になるので、多くは摂らないように気をつけています。

肉や魚には、肌によいコラーゲンも含まれています。成長期を過ぎても、いつまでも若々しく“サビない人”をめざすのなら、動物性たんぱく質は毎日少量でも摂るようにしたいものです。
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「長生きしたけりゃ肉は食べるな」には「野菜サラダより、ゆでた根菜類がいい」、「肉を食べる人は長生きする」には「野菜は火を通して食べる」という項があります。

たびたび申し上げていることですが、豊かになった現代人の食事は、肉と魚と乳製品の量が増えて、その分、穀類と豆が少なくなっています。そして、大多数の人の「生もの」の量が少なくなる、人類の長い歴史になかった食事をはじめているわけです。生ものの少ない食事=酵素の少ない食事は、多くの病気を招く原因になります。

ぜひ、鶴見隆史著『長生きの決め手は「酵素」にあった』をご一読ください。

食生活次第で病気を遠ざけ、健康保険料の国家負担が削減できることは望ましいと、「よみうり寸評」はいうべきではないでしょうか。


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