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『どうせ死ぬなら「がん」がいい』

年間ベストセラー(総合)(2011年12月〜12年11月、トーハン調べ)の第6位は、『大往生したけりゃ医療とかかわるな 中村仁一(幻冬舎新書)』でした。<http://www.tohan.jp/cat2/year/2012_1/>

その中村仁一さんと『患者よ、がんと闘うな』の近藤 誠さんとの対談『どうせ死ぬなら「がん」がいい(宝島社新書)』の「対談を終えて」を転載しました。PPKできれば良いのですが、大往生するために、著書をご一読されることをおススメします。

▼講演で新ネタとして「近藤語録」を……中村仁一

ぼくは、『大往生したけりゃ医療とかかわるな――「自然死」のすすめ』(幻冬舎新書)が三部作の完結編と言い、近藤さんは、『がん放置療法のすすめ――患者150人の証言』(文春新書)で、言いたいことは言い尽くしたとおっしゃる。

そんな2人が対談した内容を本にしたいという。正直のところ、あまり気乗りは、しませんでした。もちろん、お目にかかって話をさせてもらうことには、何の異存もありませんでした。むしろ、叶うなら、こちらからお願いしたいところです。

なぜなら、ぼくのように“ノラ犬人生”を歩んできた人間にとって、確固たる信念の下に、数々のいじめや嫌がらせに耐えて、一本の道を突き進んでいるお姿には感動し、憧れさえ抱いていたからです。

しかし、それと対談本を世に出すことことは別ものです。すべて出し尽くしたという2人の話から読者が何か得るものがあるのか、いささかのためらいがありました。

でも、終わってみれば、それは杞憂であったように思います。なぜなら、内容の中心が「がん」であるのは当然ですが、この他に高血圧、糖尿病、コレステロール、インフルエンザ・ワクチン、サプリメント、病院ランキングなど多岐にわたっているからです。

でも、それは、「ぼくらと波長の合う人にとって」という但し書きがつくのは、もちろんです。

ぼくも、けっこう、過激なことを口にする方ですが、近藤語録にはすごいものがあります。曰く、「予防医療は患者を“呼ぼう”医療」「不安をあおってファンを増やす」。これらは、今後、講演の場で、新ネタとして使わさせて頂きたいと思っています。

「日本の手術の死亡率は欧米より低い。それは医者がエラかったのではなく、患者が強かっただけ」「ペイシェントは、英語でガマンする人の意。ガマンのできない人は、患者になる資格がない」「大学病院は、いい人体実験が受けられる病院」「医療を受けたいが、金がないので受けられない。すると、そのおかげで長生きできる」などなど。

また、近藤さんの口から、活動を始めるにあたり、前もって「慶應で孤立すること」「万年講師で終わること」をシミュレーションして覚悟したという話を直に伺い、改めて感動しました。

このような方と対談が出来て、いい冥土の土産ができました。こういう場を企画、設定してくださった出版プロデューサーの日高あつ子さん、宝島社の宮川亨さんに厚く感謝する次第です。

▼考えの共通性に改めて驚かされた……近藤 誠

中村さんのことは、『大往生したけりゃ医療とかかわるな』で知り、おや、ぼくと同じことを考えている、どんな方だろう、と興味をもちました。それで編集者の宮川亨さんから対談企画がもちこまれたとき、一も二もなく承諾したわけです。

お会いしてみると、ユーモアあふれる、好々爺然とした方でした。が、何十人もの患者が亡くなるまでがんを放置してみるという、並みの医者にはありえない意志の強さも見て取れました。

対談では、考えの共通性に改めて驚かされました。ぼくと同じことを言っていると、普通医療界で村八分になるんだがな、とも。中村さんは、“ホームレス医”と自称されていますが、そういう飄々としたところが、敵を作らぬ秘訣であるのでしょう。

人々は太古の昔から、身のまわりでたくさんの「自然死」を目撃してきました。しかし、医療技術が発達するとともに、自然死がどういうものか忘れられてしまった。代わりに、医療による悲惨ながん死をたくさん見聞きするようになった。それが、現代人ががんを恐れる最大の要因なのではないか――中村さんにも共通する問題意識であったはずです。

そして2人は、異なった道を歩んできたものの、同じ結論に達しています。

がんで自然に死ぬのは苦しくなくて、むしろラク。がん死が痛い、苦しいと思われているのは、実は治療を受けたためである、という結論です。そして、検診等でがんを無理やり見つけださなければ、逆に長生きできるとも。

対談が終わって、これだけ2人の意見が一致するのだから、同じことを考えている医者も多いだろうと思いました。しかし、彼ら・彼女らは、村八分を恐れて公言できずにいる。今後、公言するに至るかどうかは、本書の内容を世間がどれほど受け入れるかにかかっていると思われます。


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