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5歳までに舌が決まる!

ベストセラー「国家の品格」の著者で、数学者の藤原正彦さんの「5歳までに舌が決まる」という見出しのエッセーが5月18日の読売新聞夕刊に掲載されていましたので、転載しました。
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「イギリス人は5歳までに母親に作ってもらった料理しか食べない」と揶揄されることがある。食事に関して保守的ということだろう。我が家に来るイギリス人を見ても、寿司は食べても生身の魚でなく、火の通ったエビばかりとか、かっぱ巻きばかりという人が多い。納豆を食べた人は一人もいない。

勇気あるイギリス人数学者にそう言ったら、刺身はどうにか食べたが、納豆の方は怖々と一粒口に入れてから、「ウッ」と言ったまま、しばらく目を白黒させていた。呑み込む辛さと口に入れたものを出すというマナー違反の辛さを天秤にかけているようだった。紳士の彼はついに毅然と呑み込んだ。

「5歳までに母親……」は無論誇張だが、「5歳頃までに味覚が決まる」というのは本当かもしれない。我が5人家族の中で私の味覚が圧倒的に劣るからだ。私も2歳までは人並みの食生活だったが、その後1年2ヶ月は引き揚げで食うや食わずの生活、引き揚げ後も数年間はごはんに味噌汁だけの貧困生活だったから、味覚が開発されなかったらしい。女房がチャーハンを作っても、細かくきざまれた肉が牛か豚か鶏か私にはよく分からない。

息子たちはすぐに分かる。女房は年を経るとともに凝った料理を作るようになった。そのせいか、味覚は長男、次男、三男と後で生れた者ほどよいような気がする。大学院生の三男などは、チャーハンを食べながら、「お、今日はナンプラーを入れたね」とか、和食の煮物を口に入れるや「うーん、こぶだしが効いてるね」などと言い当てる。私は心中、「そんな生意気を言うより学問に没頭しろ」と思うのだが、女房は「料理した人の工夫に気付きほめるのは最高の食事マナー」とほめる。

5歳までに味覚が決まるということの状況証拠はまだある。学会などで異なる年代の人と食事をとりに行くと、昭和20年までに生れた年配者と、昭和25年以降に生れた若年者とは劇的に違う。年配者は大概、「何でもいい」せいぜい「何を食べたい」である。「どこで」はまず問題にしない。ところが若年者は「どこで」が大切と考える。漠然と「何を食べたい」でなく、「うまいあの店の何々を食べたい」のである。そのためなら20分歩くこともバスやタクシーに乗ることも厭わない。うまい店は大てい込んでいる。待たされることが多いが、雨中傘をさして行列に加わることさえ厭わない。年配者は「食事は何であろうとありつければありがたい」というのが基本姿勢だから黙って若年者の後について行くが、秘かに「飢えをしらない連中はぜいたくだ。そんなに苦労せずとも手近な所ですませればいいものを」と本音では思っている。でも本音のさらに奥では、やはり羨ましいと思っている。
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以下は、松田麻美子著「子供たちは何を食べればいいのか」より引用です。
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食べ物の好みは2〜3歳で形成されるため、よい食習慣をつける際に役立つ食事のルールとして、ハーバート・M・シェルトン博士は次のような6項目をあげています。

(1)自然なものを与えること。
(2)食べさせすぎないこと。
(3)シンプルな食事を与えること。
(4)決めた時間以外に食べ物を与えないこと。
(5)熱があるとき、体調の悪いときは食べさせないこと。
(6)果物は加熱しないこと。

生れてくる赤ちゃんは、自分の健康の質を自分で選ぶことはできません。赤ちゃんが生涯にわたって保ち続けていかなければならない体の健康は、妊娠中はもちろんのこと、厳密に言えば、妊娠以前から母親が選択してきた食習慣やライフスタイルによって決定されてしまうのです。

母親のライフスタイルが間違っていると、生れてくる子供は健康上のさまざまなトラブル(病気や障害)という大きなツケを、一生涯背負っていかなければならなくなります。

したがって子供を持つことを考えている女性は、妊娠以前から、「最良の食べ物」を「ベストの組み合わせ」で「適量」とることに、細心の注意を払うようにすべきです。


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