トップページ知って得する講座「命がいちばん」ならば、「食がいちばん」になるはず。

「命がいちばん」ならば、
「食がいちばん」になるはず。

1月30日に“「命がいちばん」ならば、「食がいちばん」になるはず。”という見出しで、山田養蜂場の1面広告が読売新聞朝刊に掲載されました。

「病気を治す根本は、食にある」と仰り、実践しておられる、公立菊池養生園診療所名誉園長の竹熊宜孝(75)さんと山田英生社長(52)の対談を、7回目の紹介になりますが、お時間があればご一読下さい。

食生活は日本に学べ

山田:戦後、日本人の食生活が「ご飯・味噌汁・野菜・海藻・魚」といった伝統的な和食から肉・乳製品・油脂類などを中心とする欧米食へと大きく変わりました。この50年間で肉の消費量は3倍、油脂類は4倍にも増えたと言われています。これに伴って病気も欧米化し、多くの人たちががんや糖尿病、心臓病などの生活習慣病に悩まされています。

竹熊:これだけ短期間のうちに、民族食を切り捨てて欧米食に切り替えたのは日本ぐらいではないでしょうか。まさに「食生活の文化大革命」で、この結果、メタボリックシンドロームをはじめ食を原因とする食原病が増えて、今や国民1億2千万人が半病人と言ってもいいくらい体調不良に悩んでいます。やはり「病は口から」ですね。

山田:昔から和食は、コメを主食に魚と大豆でタンパク質を補い、旬の野菜をしっかりとるのが基本でした。特に一汁三菜(ご飯に汁物、おかず3種類)は、栄養バランスがとりやすく、ヘルシーで健康を保つ理想的な食といわれてきました。

竹熊:こうした健康食としての日本食に30年以上前から着目していたのがアメリカなんです。1977年に上院栄養問題特別委員会のジョージ・S・マクガバン委員長が発表した、通称「マクガバンレポート」で、報告しています。当時のアメリカは、がん、心臓病、糖尿病などの生活習慣病が蔓延し、国民医療費は限界に達していました。レポートは、こうした病気の主な原因は、脂肪、砂糖の過剰摂取などによる食生活の乱れであると断言し、食事内容を改めなければ、やがて先進国は食原病で滅びるだろう、とまで警告しています。その一方で穀類を主食とし、魚を主菜に、豆類や野菜、海藻などを副菜とする日本食が理想と指摘し、「食生活は日本に学べ」とばかりに日本食を勧めているのには驚きました。その日本も今や、食生活の乱れで病気も欧米並みになってきましたけどね。

お膝元で和食離れ

山田:私も最近、海外に行ってよく感じるのですが、どこへ行っても日本食は、「健康によい」と大変なブームになっています。不思議なのは、これだけ日本食が世界から注目されているのに、逆にお膝元の日本で和食離れが進んでいるのは皮肉としか言いようがありません。懐石料理に代表される和食は、日本の気候・風土の中で長年培われ、その作法やたしなみ、食べ方を含め日本が世界に誇る独特の食文化です。目で見て喜び、香りを味わい、食感を楽しめるのが日本料理。今、その伝統的な食文化が崩れようとしているのは、誠に残念でなりません。食の欧米化は、日本人のコメ離れや魚離れを招く一方、パンや肉、乳製品などの消費を大幅に増やしました。その結果、四季折々の旬の素材を使った日本食も、今ではコメなど一部を除き、大豆や魚介類をはじめ食材の大半を輸入に頼らざるを得ない状況に追い込まれています。

安さに飛びつく日本人

竹熊:豆腐や納豆、しょうゆ、味噌など、日本食とは切っても切れないのが大豆ですよね。その大豆の自給率は、たったの5%ですよ。結局、国産に比べ安いから、すぐ外国産に日本人は飛びつくんです。農業がかかっていようといまいと、安ければいい、というのが今の日本人ではないでしょうか。

山田:私も「安ければいい」という消費者の意識は、非常に残念に思いますね。中国産の野菜や食品にしても一時、残留農薬の問題や冷凍ギョーザ事件で、輸入が激減しました、このところまた、増えているようです。最近の景気悪化の影響で、消費者の節約志向が高まり、安全性より価格重視で食品を選ぶ傾向が戻ってきたのでしょうか。消費者は口でこそ「安心・安全な食べものを」と言いながら、その食品の生産されている農業の現場を知らないために、結局は安い価格に走りがちなんですね。今では外食産業にまで低価格化の波が押し寄せ、デフレの影響で280円の牛丼が登場したり、250円の弁当までがスーパーの店頭に並び、飛ぶように売れていると新聞に載っていました。食は、命を繋ぎ、身体を創る大切なものです。ファッションや趣味に対しては、惜しみなくお金を払うのに、自らの「命」や「身体」を軽んずるのは、どうなんでしょうか?

竹熊:それは、「いのちが一番」という生命哲学が日本人には欠落しているからだと思いますね。だから安全性よりもモノの値段が安いという経済性を優先してしまう。デパートの地下食品売り場をのぞくとよく分かりますよ。閉店1時間前の売り場に行ってごらんなさい。中高年の女性客や仕事帰りの会社員などでごった返しています。すしや弁当、惣菜は、2〜3割引、モノによっては半額です。その日のうちに売り切ってしまわないと破棄処分にせざるを得ないため、投売りをしているんです。

わかりづらい賞味期限

山田:廃棄処分といえば、食品に義務付けられている「消費期限」や「賞味期限」もわかりにくい表示ですね。特に賞味期限は、わかりにくい。元々、おいしく食べられる保証期限を示すのが賞味期限であり、期限が切れたからといって食べられないわけではありません。あくまで「おいしく食べられる目安」なのに、賞味期限の切れた食品は毎日、大量に捨てられているのが実態です。例えば缶詰や冷凍食品など商品によっては、おいしく食べられるかどうかは保存の仕方、加工の方法などによって違うのに、一律に賞味期限を義務付け、期限がきたら捨てざるを得ないようにしているのは、明らかにおかしいと思います。

竹熊:きちんと殺菌されたり、真空パックされた食品は、多少期限が過ぎたからと言って必ずしも食べられなくなるとは思えませんね。私だって賞味期限を切れていても平気で食べますよ。

山田:当社が扱っているハチミツにしても、他の食品と同じように賞味期限の明記が義務付けられています。しかし、ハチミツというのは、きちんと保存さえすれば100年、1000年経っていても、その品質を保つことはできるんです。本来、長期保存のきくハチミツに賞味期限をつけること自体、変な話ですが、表示義務がある以上、メーカー側は「1年」「2年」といった賞味期限をつけなければなりません。それでも、お客様のほうは、仮にまだ食べられる状態であっても賞味期限がきたら、捨ててしまうのではないでしょうか。

竹熊:まだ食べられるのに、捨ててしまうなんて、本当にモッタイナイ。

山田:元々、日本では食品衛生法やJAS法などにより、製造年月日を商品に表示することが義務付けられていました。ところが、アメリカをはじめとする諸外国から「製造年月日の表示は、自由貿易を阻害する」と抗議を受け、1995年に賞味期限の制度を導入せざるを得なくなったのです。

竹熊:いわゆる、外圧を受けた結果、賞味期限の制度ができたんですね。

山田:そうです。製造年月日を商品に表示していた時は、消費者は、それを見て、食べられるかどうかを自分の知識と鼻と舌、目で判断したものです。だから日々、五感を磨き、しかも食品についての知識も持ち合わせていなければなりませんでした。それが賞味期限の表示に変わってからは、そうした知識も不要となり、企業が一方的に定めた期日を基準として、まだ食べられる食品を平気で捨てているのです。消費者はまるで、「賢くなくていいよ」と言われているみたいです。スーパーやコンビニにしても、「期限がきたら捨てればいい」と思うから、惜しみなく食べ物を捨てる。21世紀になってから、医療の世界で起こった変化である「インフォームドコンセント」の考え方は、本来「医食同源」の原理からいっても、食の世界にも共通のことだと思います。「消費者の利益保護」の視点からも詳細な情報開示が必要不可欠なのではないでしょうか?企業がより健全であるためにも、消費者は本来、自ら判断のできる賢明さを持っているべきだと思うのです。消費者が見識を持ち、賢くなって、適切な判断がくだせれば、自分で安全なものを選ぶことも可能ですし、このエコ社会において幾らかでも食品の無駄を省くことができるんですから。

竹熊:同感ですね。

商品化した食べ物

山田:農薬や食品添加物の乱用など食の安全性が問われている今こそ、自分や家族を守るためには、どの食べ物が安全で、健康に良いかを判断する知識や賢さが求められているのではないでしょうか。特に、子供の食の安全は親が守ってあげなければならないと思います。

竹熊:これまで日本では経済優先の論理のもとに食べ物が作られてきたといってもよいでしょう。企業は食わせんがために、あの手この手で宣伝し、工業食品を大量に生産してきました。加工食品の氾濫で、体内に取り入れられる食品添加物の量も大幅に増えたことは間違いありません。農作物だってそうですよ。農薬など使って不自然に農作物を栽培し、農産加工業的発想で農業が営まれた結果、食べ物は完全に商品化されたと言っても言い過ぎではないと思います。食べる人の「いのち」を考えた食材が提供されてきたとはとても思えません。

山田:経済優先で進んできたツケが、戦後65年間で一気に噴き出し、食や農業にも影響が出てきたといえなくもありませんね。

竹熊:その通りです。今、いろんな病気が増えているのも、食べ物に主な原因があるといってもよいでしょう。今では、いのちの糧である食べ物を世界からかき集め、その結果、病気も国際化しました。もののない時代には、現在のように欧米化した生活習慣病は、少なかったように思います。がん、心臓病、糖尿病などが増えたのは、まさに今日の飽食文明の結果といってもよいでしょう。私は、病気を治す根本は、食にあると思っています。私や子供、孫たちの命を守るためにも、皆で食と農を真剣に考えていく必要があるのではないでしょうか。

山田:病気にならない健康な体をつくるためにも、私たち消費者一人ひとりが食べ物や農業にもっと関心を持ち、積極的に関わっていくことが求められていると思います。
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ご紹介しました対談で、

竹熊先生が、マクガバンレポートの中で、穀類を主食とし、魚を主菜に、豆類や野菜、海藻などを副菜とする日本食が理想と指摘し、「食生活は日本に学べ」とばかりに日本食を勧めているのには驚いたと仰っているのですが、

山田社長が、懐石料理に代表される和食は、日本の気候・風土の中で長年培われ、その作法やたしなみ、食べ方を含め日本が世界に誇る独特の食文化です。目で見て喜び、香りを味わい、食感を楽しめるのが日本料理。今、その伝統的な食文化が崩れようとしているのは、誠に残念でなりません。

と仰っていますが、マクガバンレポートの「食生活は日本に学べ」の日本食は、懐石料理でなく、家庭料理だと思います。

以下、丸元淑生先生の「病気を遠ざける食事」から引用します。

実際問題として外食では、このピラミッドは築けない場合が多い。メニューの中からどう料理を選んでみても、このピラミッドは作れない店がほとんどなのだ。栄養学からみて本質的にフィッシュ・ベジタリアンの日本型の食事は世界で最も病気を遠ざけることが分かっているが、日本では外食しているかぎり、この食事はできないわけである。

矛盾しているけれども、最もできないのは日本料理店に行った場合であう。野菜は魚の下敷きになっていて、独立した野菜料理があったとしても量が極端に少なく、種類も限られていてピラミッドの二層目は築きようがない。土台となる一層目の穀物(ご飯)は食事の最後に供されるので、このピラミッドのような量を摂ることはとてもできない。豆類は完全に排除している店が多く、根底からピラミッドが築けないのである。

日本型食事のピラミッド・・・・・<http://www.chiffonya.com/shop/kouza/titokudata.htm>


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