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食事の「核」見失う!

11月15日(土)から読売新聞の「食ショック」第4部「変わる文化と習慣」が始まりました。食事調査「にっぽんの食卓」に読者から寄せられた写真の一部10点が載っていて、「食卓が映す家族」「崩れる一汁三菜」が大見出しでした。その連載の「識者に聞く(1)」を転載しました。ご一読ください。
<http://www.yomiuri.co.jp/feature/foodexp4/01.htm>

食事の「核」見失う!・・・・・・・・・・・・・・・・国立民族学博物館名誉教授 熊倉功夫氏

日本人の食生活に「主食」の概念がなくなってきた。和食の基本は、飯と汁、お菜、香の物の4点構造。平安時代の絵巻物「病草紙」でも、ご飯と汁と三つの皿が並んでいる。ご飯が主役のこの構造から、香の物が落ち、汁がなくなった。ゆくゆくはご飯が落ち、お菜だけが残るかもしれない。

戦後、日本人の体格をよくするため、栄養改善施策が進められた。パン給食は、栄養的にはバランスが取れていたが、日本の食の構造を壊した面もある。国民が腹いっぱいになる米の生産量に達した昭和30年代以降、皮肉にも日本人はあまり食べなくなった。

食卓の変化にも着目したい。箱膳から、大正時代にはちゃぶ台が主流に。ちゃぶ台は、近代国家の家族像を表している。

父親は俸給生活者、主婦と子供が何人か。一斉に食卓につくので「いただきます」「ごちそうさま」と掛け声がいる。食卓はしつけの場だった。

今は、ダイニングテーブルに大皿が並び、企業戦士の父は帰らず、テレビの音が流れ、携帯電話で対話する。しつけが崩壊し、それぞれが好きなものを食べ、共食の必然性がなくなった。

日本人は食卓の変化を受け入れてきたが、その柔軟さゆえに、情報に踊らされ、生活習慣病が増え、格差が広がった。コミュニケーションがない食はやせ細る。「食事とは何か」の核を見直す時が来ている。


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