トップページ知って得する講座35年ぶりの大幅値上げ−小麦高騰でうどん店悲鳴

35年ぶりの大幅値上げ−
小麦高騰でうどん店悲鳴

うどんの2007年の輸出量は10年前の2倍に急伸。米国では、すぐに作れる冷凍うどんが昼食に重宝されていて、大リーグでの日本人選手の活躍もあり、日本食への関心が一段と高まり、すしと同様、うどんも「健康食」として食べられているようだ。

香川県は07年、マレーシアと台湾の百貨店などで讃岐うどんの展示即売会を開催、今年は欧州の見本市への出展を予定するなど、「讃岐うどん」のブランドを高めたいと力を込める。国内の不振や原料高にあえぐうどん産地は、海外市場に活路を見いだそうとしている。

以上は、「米、アジアでうどん人気」という4月16日付け読売新聞記事の抜粋ですが、讃岐うどんの実情を知りますと手放しで喜ぶことができません。

2008/03/17 09:54 四国新聞社 香川ニュースより転載。

輸入小麦の価格が4月から30%引き上げられる。
昨年4月の1・3%、10月の10%に続く値上げ。わずか1年間に3回、それも今度は値上げ幅が大きいとあって、原料の大部分をオーストラリア産小麦に頼る讃岐うどん店などから聞こえてくるのは「コスト削減は限界。厳しい」との声ばかり。今年10月には4回目の値上げも予想されており、讃岐のソウルフーズを守る業者は悲鳴を上げている。

4月の値上げ幅は1973年の35%に次ぐ大幅なもの。その原因は、小麦の主要産地・オーストラリアでの干ばつ、中国やインドなどの需要増に加え、バイオ燃料の原料としての需要拡大などがあるという。

輸入小麦は全量を政府が買い取り、国内生産農家への補助金を上乗せして製粉会社へ販売する仕組み。4月の値上げにより、うどん用小麦の主流「オーストラリア産スタンダード・ホワイト(ASW)」の政府売渡価格は、1トン当たり6万9590円と、1万6060円もアップする。

県内の製粉会社など13社が加盟する県製粉製麺協同組合によると、ASW25キロで500円台の値上がりは確実で、安藤弘専務理事は「政府にも在庫がなく厳しい状態。小売価格への転嫁は避けられない」と苦渋の表情を浮かべる。

県内の93社(120店)が加盟するさぬきうどん協同組合では、昨秋の値上げを見送った約2割の店で、10―20円の値上げが予定され、再度の値上げを検討する店もあるという。原油高騰などで節約も限界とあって、大峯茂樹理事長は「顧客に理解を求めるしかない」とこぼす。

日本の小麦自給率は、わずか10%程度。県内でうどん用として使われている小麦も、ASWが85%、国産が10%、県産小麦「さぬきの夢2000」が5%というのが現実だ。ASWの価格がここまで上がっても、代替原料はないに等しい。

県の推奨などで県内で生産される小麦は、現在、さぬきの夢2000がほぼ100%。生産量は年を追うごとに増えており、07年産は4880トンまでになった。

ただ、06年に県内で使ったうどん用小麦量は6万661トンで、代替できるレベルではない。

干ばつという自然災害を起因とする今回の輸入小麦の値上がり。「今後、どこまで上がるのかは見当もつかない」状況の中、うどん店など関係者の苦悩の日々はしばらく続きそうだ。

今や世界に誇る香川のソウルフーズ「讃岐うどん」だが、「早い・うまい・安い」という売りの一角が脅かされている。取材の中で、うどん店主らが必ず口にしたのは「値上げへの申し訳なさ」だ。安さへのこだわり。10円の中に込められた店主の心意気を強烈に感じた。

今回、うどん1杯の値上げから見えてきたのは、やはり、日本の食料自給率の低さだ。温暖化で干ばつが頻発する可能性は高く、中国などの需要も増え続けるだろう。そうなれば輸入小麦価格の高止まりは避けられず、食料安全保障の真剣な議論が急務といえる。

金を出しさえすれば、好きなだけ食料が買える時代は終わった。県内のうどん店を回る途中、そこかしこで目に入った遊休農地。食と農について1人ひとりが考えなければならない。(報道部・村川友康)

大豆の自給率5%って、ご存知でしたか?も併せてご一読下さい。
<http://www.chiffonya.com/shop/kouza/titoku119.htm>

香川県は昭和の始め頃から日本有数の小麦の産地でしたが、昭和30年以降、高度経済成長とともに小麦農家が減少、そこへ小麦の輸出拡大を狙っていたオーストラリアが参入し、今や県内のうどん店の9割がオーストラリア産小麦を使うまでになりました。

西オーストラリア州の農業食品省の研究所では、20年近く前から日本の食品メーカーの技術者を招き、うどんならではのコシのある食感を研究し、品種改良を重ねてきた結果、讃岐うどんだけでなく、日本のうどんの大半がオーストラリアの小麦に頼るようになったのです。

全国的な人気の讃岐うどんは麺のコシが自慢。日本の小麦を使っていた30年前より、オーストラリアの小麦を使い始めてから、麺のコシが際立ったという皮肉な話まであります。

4月12日読売新聞「食ショック」海外の声で、食料の9割以上を輸入しているシンガポールのニャン・トン・タウ農業・食品・獣医庁前長官が、次のように助言しています。
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東南アジアでは今、コメ不足の懸念が浮上しているが、コメを自給できる日本は、その心配がない。食料の自給ができれば、生産を管理でき、より安全な食品の供給が可能になる。シンガポールもそうしたいが、できない。十分な土地と人的資源を確保できるのであればそうすべきだ。
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パンやうどん、スパケッティの消費が増える中で、日本人の主食であり94%自給のコメを、私達日本人が食べなくなってきているといわれますが、「ごはん」を大切にしたいものです。


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