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水の無駄使いは「もったいない」

車窓から富士山を見ると、その端麗で変わらぬ美しさに「すばらしい」といつも感嘆するものですが、その富士山が温暖化を始め、さまざまな環境や気候の変動で変わりつつあることを、11月6日からはじまった読売新聞朝刊の「変わる富士」5回シリーズで知りました。

積年のわき水の浪費によって、富士山周辺で突然の枯渇という事態が起こっています。決して、水も無尽蔵にあるわけではないことを、UNDESD環境教育プロジェクトの「暮らしの中の水を考えよう〜日本の水事情」(11月7日読売新聞朝刊)と共にご紹介します。UNDESDについてはこちらを!<http://esd.yomiuri.co.jp/index1.htm>

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標高1030メートル、山梨県富士吉田市の浅間神社近くに「泉瑞」と呼ばれる池がある。昨年12月、細い管を通じて絶え間なく湧き出ていた水が突然、一滴も出なくなった。

江戸時代は富士山の登山者が体を清め、今は水道の源泉の一つ。汚染防止に覆いをかぶせた池から細い管が地面の上に延び、誰でも天然水をくめた。市によると、地下水の水位低下が原因で、今も回復していない。

富士山の広大なすそ野では、雪解け水が清らかなわき水をはぐくんできた。その水が今、各地で危機にひんている。

わき水の恩恵を受ける静岡県三島市は「すそ野の田畑がコンクリートの宅地になり、雨が地下に浸透しなくなった」と話す。そこで、市民団体「三島ゆうすい会」は「まずは市内でできることを」と、雨水を下水道に流さずに地中に逃がす「雨水浸透ます」の普及に取り組む。市も最大6万円を補助し、昨年度までに一般家庭524か所に設置された。

三島市など富士山周辺は、全国で水道料金が最も安い地域でもある。水質がよく、最低限の浄水設備で済むためだ。三島市民一人が一日に使う水は 378リットル(04年度)と、全国平均の314リットルを大きく上回る。

「富士の雪解け水は豊富にあって当たり前、と思い込んできた。水を浪費する暮らしを、足元から変えなければいけない」。ゆうすい会の塚田玲子会長(72)は訴える。

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「水道の発展が、町を栄えさせてきたんですよ」

遠い昔のローマ時代、水源地から町に水を送った世界遺産の「水道橋」(フランス)の写真を披露して、日本ユネスコ協会連盟の本間雅子さん(26)が切り出した。文明は古来、豊かな水のそばに発達してきた。でも、十分に水を使えない国も、地球上にはある。

10月 3日の授業では、世界の国々で1年間に国民一人が使える水の量を学んだ。まずは自分たちの国、日本はどうだろう。

「学校のプールだと、5杯分?それとも10杯分?もっと多くて、20杯分は使えるかな?」。本間さんは、三択のクイズを出して、児童に考えてみるように促した。

正解は約10杯分、3383立方メートルだ。量が多すぎて首をかしげる児童に、「じゃあー、この数字をわかりやすく見てみましょう」と、本間さん。

1立方メートルは1000リットルだから、 338万3000リットルになる。「1リットルのペットボトルでいうと、338万本分も使える」と本間さんが言うと、その途端、「えー!」と、児童から驚きの声が上がった。

続いて、世界各国で一人が使える水の量を並べた表を基にして、世界地図を5色に塗り分けてみる。

「うわあ、この国、雨ばっかりじゃないの」「砂漠の国は、水が少ないねぇ」

一人当たり3000〜1万立方メートル使えると、「水がほぼ十分」と言えるそうだ。完成した地図を見ると、十分な水がないことを示す茶色やオレンジ、黄色で塗られた国が、意外と多い。

本間さんは「世界人口の3分の1以上が、水不足で困っているんですよ」と解説。そして、「水が十分な地域でも、安全な飲み水が手に入らない場合があるんですよ」と続けた。

世界人口の5分の1がきれいな飲み水に恵まれず、水が原因で亡くなる人は毎年、1000万人に上るという。

たとえば、東南アジアで一番大きな湖、トンレサップ湖があるカンボジア。日本以上に、国民一人当りの使える水が多い国なのに、この国できれいな水を手に入れることができる人は、100人のうち40人しかいない。

トンレサップ湖では、生活用水や家畜のふん尿などがそのまま湖に流されるためで、湖近くの村では、湖の水を濾過式の浄水器でこして飲んでいるという。本間さんが現地を訪れて、その水を調べたところ、安全な水とは言い難い結果が出た。

「あまり感じてこなかったかもしれないけれども、水はとっても貴重なもの。大切さをかみしめて、大事に使ってほしいと思います」。授業の締めくくり、本間さんは訴えた。

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地球上に存在する水のうち、98%が海の水だ。飲める水はたったの0.01%しかない。2000年の世界人口は60億人。50年後には90億人になるとされる。水を手に入れられなくなる人は40億人に上るという試算もある。

財団法人・造水促進センター淡水化技術部長の平井光芳さんは「頼りになる“水がめ”は、海洋しかないんです」と話す。すでに、熱した海水を冷やして真水にする方法や、濾過膜で塩分をこし取ってしまう技術が実用化されている。

海水淡水化事業の国際組織「国際脱塩協会」が05年末にまとめた資料では、全世界で1日4000万立方メートルの海水を処理できる能力があり、その能力は15年には同9400万立方メートルになると予測される。しかし、現在の淡水化能力のうち56%を中東の豊かな産油国が握る。淡水化施設の運営には、膨大なお金がかかり、経済的な余裕のない国には維持が難しいからだ。

平井さんは「淡水化技術は、濃縮した海水を海に戻すため、やりすぎると、海洋環境に悪影響を与えかねない」とクギを刺した。命綱と考えられている淡水化技術も、魔法のような技術ではないことを忘れてはいけない。

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ワンガリ・マータイさんは、ケニア出身の環境保護活動家(女性)で、環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞した方ですが、日本人が昔持っていた「もったいない」の考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として深く共鳴「この言葉を国際語にしたい」と今も世界各地で呼びかけています。

「もったいない」に感銘を受けた後、この意思と概念を世界中に広めるため他の言語で該当するような言葉を探したが、「もったいない」のように、自然や物に対する敬意、愛などの意思(リスペクト)が込められているような言葉が他に見つからなかった。

また、消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)、修理(リペア)の概念を一語で表せる言葉も見つからなかった。

そのため、『MOTTAINAI』を世界共通の言葉として広めている。

言葉だけが世界に広まるのでなく、「スローフード」を実践するイタリアのように、「もったいない」を実践する日本人一人一人でありたいものです。

水の無駄使いは「もったいない」。


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