読売新聞5月7日夕刊「MONO語り」より転載 パンが焼ける香りには、人を幸せにする力があると思う。パン屋さんの近くを通ると思わず鼻をならしてしまう。香ばしい匂いをかぐだけで、おいしいパンをほおばった気分になり、ちょっぴり心が豊かになった気がするものだ。 家庭用の自動パン焼き機を購入したのは、昨年の暮れ。それ以降、食パンを外で買う機会は、ほとんどなくなった。 電気ポットのような機械の中にある金型を取り出し、中に材料を入れる。水を底に張り、上から強力粉、砂糖、塩、マーガリン、スキムミルクを加え、最後に生地を膨らませるイースト菌をのせる。金型をポットに戻し、タイマーをセットして完了。慣れれば15分ほどの作業だ。 焼き上がるまで約4時間。金型の底に金属の羽がついていて、ゴトゴトと音を立てながら回り、パン生地をこねる。2回の発酵、焼き上げも自動。朝には部屋中に、あの香りが立ちこめる。取り出したパンを切ると、中はあつあつでふかふか。なんとも優雅な朝だ。 もう一つの幸せ、それはパンの耳。当たり前だが上下前後左右、6面すべてが香ばしい耳だ。焼き立ての日の朝は、子供のころのように、つい白い部分だけ先に食べてしまう。おいしい部分は断固、最後に取っておくのだ。 市販の食パンに比べると、コストは確実に高い。練りが弱いせいか、パンが硬くなる時間が速い。それでも添加物のない安心感と、焼きたての香りは何物にも代え難い。 業務用の諸設備は、家庭用の自動パン焼き機とは比べ物になりませんが、添加物(保存料)も一役を果たしています。 でも、水を「カルマックス水」にされますと、イオン化ミネラルの小さな単イオンが水と共に小麦粉の細胞の中に浸透し、細胞内部から保水します。この細胞内部に入った水は蒸発しませんから、時間がたってもしっとりしています。その上、イオン化ミネラルでデンプン粒子がふくらみ、よりふっくらした焼き上がりになります。 市販のミネラルウォーターはミネラルがイオン化していませんので、上記の効果は望めません。 「幸せ気分 焼きたてパン」の記事で、「材料にマーガリンを使っていながら、添加物のない安心感」ということなのですが、マーガリンは添加物でなく、食品もしくはヘルシーな食品として広く認識されていることに驚きます。このような誤った常識が、生活習慣病の遠因の一つではないでしょうか。 安全なパン作りに、イーストは「有機天然酵母」をご利用ください。 |サイトマップ|商品一覧| FLOURひろ:〒145-0071東京都大田区田園調布1-31-11:tel 03(5755)5050
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