トップページ知って得する講座10〜20代は食事に無関心?

10〜20代は食事に無関心?

NHKは今年3月、食生活に関する意識について、全国の16歳以上の3600人を対象に調査票に直接記入してもらう方法で調査し、67%に当たる2422人から回答を得ました。

この中で朝食について尋ねたところ、自宅をはじめファストフード店や喫茶店を含めて朝食を食べた人は91%、食べない人は9%でした。これを年齢・性別でみてみますと、朝食を食べない人は10代と20代の男性が25%、女性が20%と若い世代で高くなっています。

また「食事で気をつけていること」を複数回答で尋ねたところ「1日3食とる」が60%と最も多く、次いで「栄養のバランスがかたよらないようにする」が54%でした。一方で「特にない」は12%でしたが、10代と20代の男性では35%、女性では23%と若い世代はほかの世代に比べて食事に気をつけていない人が多いことがわかりました。

食生活の問題に詳しい女子栄養大学の足立己幸名誉教授は「今回の結果は若者の食への無関心さをあらわしているといえる。これは、家庭や学校で勉強などが優先され、食事への配慮が後回しにされてきた結果だと思う。こうした若者が家庭を持ったときの食生活が心配される」と話しています。
・・・・・5月6日NHKニュースより

足立先生が仰るように、こうした若者、特に女性が結婚して、少子化が進む中で元気な赤ちゃんを授かることが出来るだろうか、そして生活習慣病の若年化が進む中で健康な家庭を築いていくだろうかと危惧せざるを得ません。

栄養不良は飢えによってのみもたらされるものでなく、食べたいものが何でも手に入る環境であっても起こりうるものです。私達が食事で取らなくてはならない必須栄養素は50近くあり、栄養素は体の中に貯めておくことが出来ませんので毎日摂る必要があります。よくいわれるバランスよくお腹一杯食べたからといって、適切な栄養素の摂取が出来たという保証はありません。

若者にとって食の関心といえば、好きなものをお腹一杯食べることであって、それで当然のことだと思います。またそれが出来る豊かな時代だからこそ、「何を食べるべきか」を知っておかなければならないのでしょう。でも、それは「食育」によってではなく、家庭料理によって習得するものではないでしょうか。

小泉武夫先生の「食の堕落と日本人」に次のような話があります。

私が「ドイツに帰ったら直ぐに結婚するのですか」と尋ねると、彼女は平然としてこう答えたのだ。
「いえ、まだ出来ないのです。好きな人はいるけれど、結婚はまだまだ・・・・・・」
立ち入ったことと思いつつ、その理由を聞いて驚いた。自分の家に代々伝わる家庭料理のレシピを、まだ習得していないからだというのである。
「全部で40種類くらいあるのですが、母から教えてもらったのはまだ半分くらい。まずそれをすべて覚えなくては。結婚はそれからです」

このドイツ人留学生のように伝統食の体系は母親から娘、またその娘へと継承されていくものですが、丸元淑生先生によれば、現在の60代、70代になっている女性たちが、その前の世代の料理を継承しなかったために、その糸がぷつんと切れてしまったといわれています。

新しいもの好きな国民性とはいえ、一つの民族が何世代もかけて、どうすれば適切な栄養の摂取が出来るかを追及し到達した料理の体系を捨て去るのはあまりにも愚かなことです。

その丸元先生が単身赴任者向けの「システム自炊法 中公文庫」を著しておられます。あまり料理に時間を割かずにしかも、50もある栄養素が過不足なく摂れる食事を、毎日とることが出来るシステムを確立する実践書です。正しい栄養学に基づく家庭料理をとり戻す切っ掛けにしていただければと思います。
丸元先生の「いま、家庭料理をとりもどすには 中公文庫」という著書もあります。


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