トップページ知って得する講座「あまおう」と「コンニャクイモ」・・農業政策に関心を!

「あまおう」と「コンニャクイモ」
・・農業政策に関心を!

あかい、まるい、おおきい、うまい、の頭文字をとって「あまおう」。公募で名付けられた、福岡県産の高級イチゴが2002年の生産開始以来、国内だけでなく、香港や台湾でも売れ行きを伸ばしている。

小泉首相も1月の施政方針演説で、「リンゴやイチゴなどが海外で高級品として売れている。意欲と能力のある経営に支援を重点化し、"攻めの農政"を進める」と引き合いに出した。

あまおうがヒットしたのは、「種苗法」に基づいて県の開発した品種の生産契約を県内農家に限り栽培指導を徹底するなどして、ブランド力を高めた結果だ。福岡県八女市でイチゴ栽培を30年間続ける杉島洋(53)はこう評価する。

「福岡でしか作れない高級品だから、張り合いがある。農家の意欲を政治も後押ししてくれる」

自民党総合農政調査会長の谷津義男(元農相)は2月6日、こうした「攻めの農政」に理解を求め、地元の群馬県で農業関係者約300人と会合を持った。

だが、県こんにゃく研究会会長の水野邦治(52)から、こんな声が上がった。

「政府は、『食の安全』とか『食料自給率を40%から45%に上げる』とか言っているのに、輸入は増える一方だ。何とかしてもらわないと、農家はやっていけなくなる」

群馬特産のコンニャクイモの関税率は、コメの 778%を上回り、全品目中最高の1706%だ。栽培地は中山間地が多く、大規模化によるコスト削減は難しい。急激に市場開放されれば、安価な中国産に太刀打ちが出来ないだろう。

04年の農業就業人口は約 362万人。30年で半減し、65歳以上が57%を占める。そして農業以外の所得の方が多い第二種兼業農家が農家全体の3分の2を占める。世界貿易機関(WTO)や自由貿易協定(FTA)の交渉が進み、市場開放の流れは強まる。いかに打撃を和らげるか保護を求める農家の声は根強い。

・・・以上、4月4日の読売新聞、政治の現場"崩れた農業集票構造"から抜粋転載。

なぜか我が国では、主食であるコメの問題が、毎日コメを食べている個々の消費者の立場で論議されることがなく、市民レベルの発言も聞かれないのだが、栄養学によってコメの問題を考えることは、消費者の立場に立つことに他ならない。

統計上の消費者ではなく、個々の消費者、とはつまり生活者の立場に立ってコメの問題を見た場合には、健康上の脅威とならないことや栄養のほうが価格よりも重要になってくる。我が国のようにエンゲル係数が25%を割っているような場合には、家計に占めるコメの割合が低く、かりに10分の1の値段になったとしても、生活を大きく潤すことにはならない。しかし、主食であるだけに、コメに食品としての問題があると、健康のレベルを低下させる大きなファクターとなるからだ。

それもまた、自由化によって起きる農業の変化も生活に重大な影響を及ぼす。野菜など他の農産物の生産形態まで変わってくると予想しなくてはならないからである。

そうしたことが重なって食事の実質が変わっていくのだが、その近未来の日本人の食事には、われわれ一人一人が責任を負っているといえるだろう。いまわれわれが何をどう食べるかで、それは変わってくるからだ。

一国の食の伝統は、その民族がすぐれた文化を作り発展してきた場合には、望ましい食の体系をも作り出していると思ってよい。むろんそれは継承する価値のあるものだが、日本人はいま、伝統的な食事を失ってしまうぎりぎりのところに来ているように思われる。

家庭で食の伝統が断絶してしまう前に、それが栄養的に見てどのようなもので、なぜすぐれていたのかを、多くの人に知ってもらう必要を痛感したことが、この本を書いた動機の一つでもある。もしも、われわれの世代で食の伝統をつなぐことが出来なくなれば、日本の未来を暗いものにすることはたしかなのだ。

・・・以上、コメの自由化がマスコミの争点になっていた1991年に執筆、1992年発行された丸元淑生著「生命の鎖」まえがきより。

読売新聞の記事は、改革の光と影を伝えています。

農業問題は丸元先生が仰っていますように一人一人の健康問題と密接な関係にあるだけに、選挙目当の農業票獲得の見返りや経済効率で論じるのではなく、正しい栄養政策に立って正しい食料政策、農業政策が打ち出されることを願って止みません。


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