トップページ><知って得する講座あなたは「食の有事」のメニューを何日続けられますか?

あなたは「食の有事」のメニューを
何日続けられますか?

1億2千万人が好きなものを食べられるニッポン。人口減で食料が余り、食卓が潤うと思ったら大間違い。13億人を越えた中国を始め、人口増のアジアの中で、「人口減なのに食卓危機」に陥るかもしれない。

一日の主食はイモ。あとはご飯二膳とぬか漬けにリンゴ、焼き魚一切れ。牛乳は6日にコップ1杯。卵は週に1個、肉は9日に一食。

農林水産省が描いた「有事のシナリオ・食卓版」。食料輸入が途絶えた際に国産だけで1日2千キロカロリーをまかなうメニューを示した。取材班の記者(39)が妻(38)、8歳と6歳の娘と、このメニューで3日間過ごした。

金曜の夕食。娘たちは焼きイモをおやつ気分で完食した。「おイモおいしいじゃん」と長女。しかし漬物をおかずにふかしイモを食べる経験に、食卓から会話が消えていく。5回目のイモ食になる日曜の朝食。娘たちは「またイモ?」とうんざりした表情を見せた。外出して思うのは食べ物のこと「私、お肉がいい」。日曜の夕食、娘は「牛乳飲みたい」「イモは無理」と涙目だ。妻は「満腹感はあるけれど、殺伐とした気持ちになるね」とうなだれた。

イモが多いのはカロリー確保が優先だから。肉がないのは、牛も豚も鶏も餌が輸入品だから。コメの一人当たりの消費量は40年で4割減。肉などの畜産品は4倍に増えた。一度変わった食生活は容易に変わらない。

人口が減る日本は世界の例外的存在。65億人を超えた世界人口は20年後に79億人に増える。相対的な経済力が落ちかねない日本を食料調達の不安が待つ。

以上は3月5日の日経新聞朝刊「人口減と生きる 食の有事、今こそ備えを」から転載しました。

約30年前の1977年「合衆国の食事の目標」と題したマクガバン・レポートが公刊されました。世界中でこれほど広く読まれた、そしてまた大きな影響力を持った栄養学の本はないだろうといわれています。

かつて米国では、いささか大衆的といえるレストランに入ると、スリー・エッグズとわざわざ断ったオムレツが、よくメニューに載っていた。むろん、今でもそういうレストランはあるが、スリー・エッグズ・オムレツは具がたっぷり入っていることを意味している。つくってみればわかるけれども、卵1個では具の入ったオムレツは出来ない。欲張って具を多く入れようと思ったら、卵3個は使わなくてはならない。つまりオムレツというのは、簡単に高脂肪・高コレステロールになってしまう料理なのだ。

しかし米国人は、この恐るべきスリー・エッグズ・オムレツに、農薬だらけのトマトのケチャップをかけて、栄養たっぷりと思って食べてきたのだ。

それが、具に当るものは別の一品でとり、卵はポーチド・エッグで食べるという風に変わった。これは、このとき米国人のあいだに起きてきた食事の変化が、ライフ・スタイルの変化と不可分のものであったことを端的に示している。「重い料理」から「軽い料理」への変化は、シンプルな生活への志向と結びついたということができよう。

その頃、日本人の食事に起こしたのは、米国人とはまったく逆の方向の変化であった。(丸元淑生著「何を食べるべきか」より)

栄養学において20世紀最大といってよいトピックスであるマクガバン・レポートをマスコミはまったくといっていいほど報道しなかったし、我が国のほとんどの医師が読むこともなかったそうです。

だから、日本では「何を食べるべきか」という栄養政策もなく、マスコミを通しての啓蒙もないまま、食事や栄養について根幹の部分で誤った常識が広がってしまったようです。

3月3日配信のメルマガの中で新谷先生の「良い食事」を紹介しましたが、穀物50%、豆5%、野菜や海藻30%、果物5から10%、動物性10〜15%は小魚及び魚介類で大半を占め、鶏肉週1〜2回、牛及び豚肉月1〜2回、乳製品は出来るだけ摂らないというものでした。

この「良い食事」が、栄養学的にみて世界的に優れた日本の伝統的な食事で、オプティマルな食事であり病気を遠ざける食事なのです。知的にそしてシンプルに「五養二遊」の食生活をすることで、「有事のシナリオ・食卓版」を日経記者の家庭のような悲壮感を持って受け入れることがなくなるのではないでしょうか。
そしてそれは食料の自給率を上げることになっていくと思うのですが。。。


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