トップページ><知って得する講座風邪の引きはじめかなと思ったら、干し柿湯!

風邪の引きはじめかなと思ったら、干し柿湯!

日本で秋を代表する果物といえば「柿」と答える人が多いのではないでしょうか。日本の果物の中で最も栽培面積が多いものはみかん、次いでリンゴ、栗の順で、第4位が柿です。

ひと昔前までは、農家には例外なく柿の木があって、柿は日本の田舎の代表的な秋の風物の一つでした。「桃栗三年、柿八年」といわれるように、柿は成長にとても時間がかかりますが、近年は栽培技術が進み、8年も待たなくても、3〜4年で結実するものもあるそうです。

柿の起源は詳しく分かっていませんが、日本には奈良時代に中国から入ってきたと考えられています。

その柿の「干し柿」は日本のドライフルーツであり、砂糖の少ない時代に保存食を兼ねた貴重な甘味料でした。干し柿には、一般に渋柿が用いられ、半乾燥の「あんぽ柿」、乾燥の進んだ「枯露柿」、徳島特産の「巻き柿」などがあります。

渋柿が渋いのはタンニンのためです。タンニンが舌の粘膜たんぱく質を凝固させるために、「ひきしぼる」ような渋さを感じさせます。渋みという点では嫌われるタンニンも薬効という点ではなかなか捨てたものではありません。

渋柿のタンニンはポリフェノールの一種で、タンニンやカテキン、フラボノイドなどを含む高分子の結合体です。しかも、その含有量は渋柿100g中に3500mgもあります。緑茶で230mg、赤ワインで300mgですから、その10倍以上も含まれていることになります。

渋柿の皮をむいて干すことにより水分が抜けると共に、内在酵素により水溶性タンニンが不溶性のタンニンとなります。と同時に、多糖が分解され、果糖、ブドウ糖などが出来、甘みが増します。甘柿の4倍近くになります。

ビタミンAは甘柿の約2倍あります。ビタミンAは、皮膚の粘膜を強化する働きがあります。冬は一年で一番乾燥しがちな季節、生き生きした潤いのある素肌作りにはビタミンAは欠かせません。また、抗酸化作用のあるベーターカロチンも甘柿の約3倍あります。ビタミンCは、残念ながら酸化されてほとんどありません。

そして、水分が抜け食物繊維の含有率が高まり、整腸作用により腸内細菌のバランスを整えたり、コレステロールを吸収して一緒に排出する働きなどがあります。そのほか、胃腸を丈夫にし、内臓を温め、疲労回復などの働きもあり、古くからの見逃せない健康食品でもあります。

柿は「寒性」ですから、冷え性の方は食べ過ぎないようにしましょう。

干し柿の表面にある白い粉は、果糖とブドウ糖が結晶化したものですが、漢方では「柿霜」といい、粘膜を潤し、咳を止めたり、痰を取り除く効果があります。

前号で風邪の予防に、「ハニー&エキナセアを加えたローズヒップティー」をご紹介しましたが、風邪の引きはじめには、「干し柿湯」が効果的です。干し柿2個を鍋に入れ、水500tを加えて弱火で煮詰めます。半量くらいになったら火を止め熱いうちに飲みます。

今年も我が家は「干し柿」作りをしましたが、これから風邪のシーズンです。「干し柿」を買い置きしておいてください(^^)


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