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生き物たちがみんな機嫌よく生きてほしい

すばやく流れる上空の雲。くるくると変わる山の天候に合わせて、多様な植物でにぎわうこの雑木林は、さまざまな表情を見せます。

「この辺りはかつてカラ松だけの人工林だった。人工林には、花も咲かなきゃ鳥もいない。そんな土地を少しずつ買って、切って、広葉樹を植えて、30年やってきました。植えたのは、八ヶ岳南麓にもともと生えていた植物だけ。かつてこの辺りがそうであったような雑木林にしたかった」

穏やかな笑顔でそう話す柳生さん。しかし、これだけ見事な雑木林ができあがるには、相当の苦労があったはず。

「大変と言うより、木を植えるのは面白いんだよね!植えていくと、次の年にはたくさんの花が咲いて、その次の年にはたくさんの鳥や虫たちが来て、生き物の世界が変わってくるんだよ」

今ではこの雑木林の上をイヌワシが飛ぶようになったと、嬉しそうに目を細めます。

「猛禽類が飛ぶということは、非常に豊かな自然になってきたということなんですよ。彼らの姿を見ていると、表彰状をもらっているような気分になりますね」

「鳥は、環境を見るのに一番わかりやすい姿なんだ。例えば、トキがいなくなってしまった。それはなぜか、トキは何を食べているんだろう、どこで寝ているんだろうと考える。寝ているのはまさに雑木林。食べているのは田んぼのドジョウなど。じゃ今それが田んぼにいるかというと、いない。そこには農薬が蓄積されている。じゃトキが暮らせるようにするにはどうしたらいいか・・・というように、鳥はひとつの環境の指針になるんです」

当たり前にいた鳥たち、生き物たちがいない。これはとても大変なことだと、特に小さい子を持つ母親に感じてほしいと、柳生さんは強く語ります。

「”どじょっこだのふなっこだの””メダカの学校”などの童謡唱歌を歌いながら、そこに歌われる鳥や虫や魚が最近いなくなったことに気づいてほしい。人間の中で一番生き物らしいのは、生まれたばかりの子どもとそのお母さんです。少なくとも生まれて1、2年は、人工空調の中で育ててほしくない。夏は暑くて、夕方になると涼しい風が吹いてきて、鳥たちが鳴いて・・そういう自然の中に抱っこされて育ってほしいな。夢のような話だけど、一度そういう体験をしておくのはとっても大事なこと。この夏はぜひ、どこかへ疎開してください。お父さんだけ残って仕事していても良いから(笑)」

柳生さんのお子さんやお孫さんも、夏は八ヶ岳へ来てたくさん遊んだと、顔をほころばせながら言います。

「自分のまわりの小さな子どもたちに、どれだけ熱い思いを寄せられるか。子とか孫とかを見ていると、いろいろな生き物がいなくなったことをとても熱心に考える。生き物たちがみんな機嫌よく生きている良い環境を祈りたくなる。環境って、そういうことだよ」 <http://www.yatsugatake-club.com/>
・・・・・読売新聞8月14日広告のページより

「野の花がどうして育つかを学ぶがよい。労働もせず、紡ぎもしない。しかし、ソロモンでさえ、その栄華のすべてをつくしても、この花一つほどにも装うことができなかったではないか」(マタイ6・26−29)

「たとえ花一本でも、自然の与えてくれる恵みに匹敵するほどのものは、人間がどんなにがんばっても作り出すことはできない。人間は被創造物に過ぎず、自然界の主人公ではない」この自覚が、自然に感謝し、自然の恵みを大切にするという姿勢を生み出したとする。

日本には「日本人は自然に親しみ、ヨーロッパ人は自然を支配する」というイメージがある。しかし長年の欧州暮らしを基にこれは「誤解」だと断じる。

「ヨーロッパでは、都会からすぐ近くに森がある。新鮮な果物や野菜が露天の市場で買うこともできる。かたや、日本ではそんなことは望むべくもなく、自然破壊は著しい。日本が”悪口”を言っている間に、彼らこそ、自然の中で生きる姿を作り出してきた」

・・・・・新約聖書学者田川健三さん「欧州のキリスト教精神日本にも」読売新聞より


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