トップページ><知って得する講座I LOVE TSUKIJI 築地市場の移転など必要ない!

I LOVE TSUKIJI 
築地市場の移転など必要ない!

「築地市場の移転など必要ない。スローフード協会として公式に反対しよう。まずはそうだな、I love TSUKIJIとでも入れたバッジを作ってくれ。小泉首相との会談に付けていくから」

世界中に8万人の会員を有するスローフード協会を、その創立以来20年にわたり率いているカルロ・ペトリーニ会長は、15年ぶりに訪れた日本で、豊洲移転が決まっている築地市場を視察した後、いきなり関係者にこう切り出した。

スローフード協会は1986年、イタリア共産党系の団体であるアルチ(イタリア余暇文化協会)の一派として、北イタリアのブラという田舎町で、アルチ・ゴーラという名称でスタートした。「左翼でも美食がしたい」という、いかにもイタリア的な、北イタリアの郷土料理とワインを楽しもうという庶民の美食組織は、時を経ずして「スローフード」という革新的なアイデアを持つに至る。その切っ掛けとなったのは、このアルチ・ゴーラ設立と同じ年にローマで起きた一つの「事件」であった。

この年、ファストフードを代表する米国のハンバーガーチェーン、マクドナル社が、「ローマの休日」でも有名な、イタリアの象徴ともいうべき場所、スペイン広場への出店を決めた。事実上のイタリア進出となるこの出店は、イタリア全土から非難の声を浴びる。

このときカルロとアルチ・ゴーラの仲間たちとのおしゃべりから生まれたのが、この「スローフード」という言葉であった。コーラとハンバーガーのアメリカ人が「ファストフード」とくるのなら、おれたち食いしん坊のイタリア人は「スローフード」で対抗、というわけである。

彼はそれまでの金持ち道楽の延長のようなガストロノミー(美食)という観念に、環境と正義という要素を付け加えた。スローフードが掲げる新しい美食の理念「エコ・ガストロノミー」の誕生であった。

ペトリーニは言う。

本当においしいものは何か。まずは食べておいしくなければならない。当たり前だがこれを忘れてはいかん。どんなに正しく作られた食品でも、おいしくなければ意味がないんだ。そして次に、その食品が作られるプロセスにおいて、環境に負荷を与えないこと、そして道義上適切な作られ方をしていることだ。第三世界を搾取するような方法で生産されていては、どんないおいしくても、これまた何にもならないんだよ。

環境に関心のないグルメは愚か者だが、かといって、食に関心のないエコロジストはといえば、それはただ退屈なだけなのだよ。 ・・・・・・・・・・・・・・SIGNATURE6月号「食の哲学」より

マクドナルド社の進出にイタリア全土で非難の声が上がったという話で、「身土不二」という明治時代の石塚左弦の食養法を思い起こしました。

「身土不二」とは「身体(身)と環境(土)とは不可分(不二)である」ということで、「身体と大地は一元一体であり、人間も環境の産物で、暑い地域や季節には陰性の作物が採れ、逆に寒い地域や季節には陽性の作物が採れる。暮らす土地の季節の物(旬の物)を常食することで身体は環境に調和する」というもので、住んでいる所の一里四方の物を食べて暮らせば健康でいられるということです。


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